タミヤ 1/20 レッドブルレーシング ルノー RB6
2010年2月10日に行われたヘレス・サーキットでのF1合同テストにおいて発表された。基本的なマシンコンセプトは、2009年シーズン最高のマシンと評される前年型、RB5の正常進化型で、RB5の特徴であったVノーズやリアのプルロッドサスペンションなども引き継がれている[4]。ノーズ形状は前年のイギリスGPからRB5に採用されたカモノハシ型を踏襲。また、前年にブラウンGP、トヨタ、ウィリアムズが採用しトレンドとなったマルチディフューザーを当初より念頭に置いてデザインされるとともに、ディフューザーの設計自由度を増すために、ギヤボックスの位置を若干上昇させた。
RB6が採用したブロウン・ディフューザー(後述)はマクラーレン・MP4-25が搭載したFダクトとともに2010年のトレンドとなり、他のチームも追随した。第9戦ヨーロッパGPからは、レッドブルも独自開発のFダクトを実戦投入している。
シーズン当初、マクラーレンから圧縮ガスを用いた車高調整システムを搭載しているとの疑いをかけられたが、FIAは「いかなる方法でも車高調整システムは違法」との通達を出し、レッドブルに対する調査は行わなかった。また第12戦ドイツGPにおいてフェラーリ・F10とともに、フロントウイングを意図的にたわませてダウンフォースの増加を図っている、いわゆるフレキシブル・ウイングであるとの物言いがついたが、FIAはドイツGP、ハンガリーGPにおいて2チームに合法との判断を下した。
デザイナーのエイドリアン・ニューウェイは、本マシンについてメルセデスからエンジン供給を受ける可能性があったことを認めているが、結局エンジンは前年同様ルノーから供給を受ける。セバスチャン・ベッテルは昨年型マシンと同様マシンに名をつけ、今年は「官能的なリズ」と名づけた。
製作参考サイト プラモ日記 青22号
製作記 タミヤ 1/20 レッドブルRB6 (1)〜(34)