TAMIYA 1/20 McLaren MP4/8 FORD
シャーシはMP4/7Aから特にフロント周りの空力デザインが見直された。先端に向かって下垂(スラント)するハイノーズを採用し、ノーズ下面にキールを設けてロワアームをマウントした。開幕戦から、サイドポンツーンとフロントタイヤの間に大型の整流板(ディフレクター[2])が設置された。これは後年に「バージボード(もしくはターニングベイン)」と呼び名を変え、フットワークのメゾネットウィング(2段式リヤウィング)と同様に93年シーズン中に多くのチームが模倣することになった。
また、アクティブサスペンション、パワーアシストブレーキ、シフトアップがフルオートマ化したセミオートマチックトランスミッション(プログラムシフトも可能)といったハイテクシステムが新たに搭載された。アクティブサスペンションはマクラーレンとビルシュタインが共同開発したもので、シーズン途中からフットワーク・FA14にも供給された。
1992年いっぱいでホンダエンジンを失ったマクラーレンは代替エンジンの獲得に苦労し、1993年はフォードHBエンジンを搭載することとなった。しかし、すでにベネトンがフォードとワークス供給契約(シリーズVI,VII,VIIIを使用)を結んでいたため、カスタマー契約で型落ちのシリーズVエンジンを搭載した。その後、ベネトン、マクラーレン、フォード3者の合意により、第9戦イギリスGPからはマクラーレンへもワークス供給の体制(シリーズVII,VIII)が取られた。
ホンダパワーを失ったものの、MP4/8はハイテク化と軽量なパッケージングが奏功し、予想を上回るポテンシャルを発揮。しかしコースによってマシンが不向きな場面やエンジンパワー不足の傾向もしばしば現れ、ウィリアムズどころかフォードHBエンジンのトップチームを巡ってライバル関係だったベネトンにも苦戦を強いられることとなった。
🔷 道楽オヤジの製作記
組み立て説明書 1〜5
エンジンブロックの組み立て、リアダンパー、エンジンサイドカウル、リアアーム、リアアップライトの塗装と組み込み
* 画像は省略 …
部品の切り出し、ヒケ消し、マスキング(部分塗装)を済ませました。
塗装を終わり磨いてから、仮組みをしてみました。
デカール貼り終了
* あとはトップコートを吹いて、最終の組み込みをします。